循環型素材とシステムで将来を見据える

使用される資材とシステムは、建物の将来性に大きな影響を与えます。優れた投資対象となるのは、品質を大きく損なうことなく、資材をリサイクルの循環に戻せる建物です。使用される資材とシステムの循環性が、いわゆる「グレー排出量」、すなわち建物に内在するCO₂排出量を左右します。

Bürogebäude PULSE in Berlin

ここで重要な役割を果たすのが、「Cradle to Cradle(ゆりかごからゆりかごへ)」の持続可能性原則です。この認証は、EUが定める循環型経済、CO₂排出量削減、資源保護に関するすべての要件を満たしていることを証明します。主要な認証システムであるBREEAM、DGNB、LEEDも、この原則に基づいています。したがって、不動産投資においては、規制を遵守するため、持続可能な資材と環境に配慮した建築方法を採用するパートナーの存在が不可欠です。Schücoは、お客様に安心をお届けします。

建物は未来の資源貯蔵庫です

Schücoの製品とサービスによって、建物は未来の貴重な資源貯蔵庫となり、循環型経済のあらゆる要件を満たします。

  • SchücoがアルミニウムとPVCを選んだのは、これらの素材が品質を落とすことなく、ほぼ完全に資材の循環サイクルに戻すことができるからです。
  • Schücoのアルミニウム製品とシステムは合計76点がCradle to Cradleゴールドまたはシルバー認証を取得しており、持続可能な建築に最適です。
  • 多くのSchüco製PVC-Uシステムが、VinylPlus認証を取得しています。
  • Schücoは、PVC-U形材の内側にリサイクル材を一定割合で使用した製造を推奨していますが、代替策として、資源を最大限に活用した内芯の配合も採用しています。昨年は、PVC-U形材の最大64%にリサイクル材が使用され、その含有率は形材の形状に応じて39%から57%でした。このリサイクル材の活用は今後も継続的に拡大していきます。
  • さらに、Schüco製PVC-U形材は、特に持続可能な素材であるバイオアトリビュートPVCでも製造可能です。この製法では、製造に使う原油を、製紙産業の副産物である非化石資源のトール油に置き換えています。
  • Schücoは、新しいRE:COREプログラムの一環として、古い窓や形材の端材からPVC素材を回収し、資材の循環サイクルに戻しています。
  • IoF(Internet of Façades)の一環として、Schüco製品には素材のリサイクル性を記録するデジタルタグが付けられています。これにより、解体時に資材の種類ごとに分別することが容易になります。

「建築業界は世界の材料消費量の約半分を占めています。この事実をイノベーションの機会として捉え、真にリサイクル可能な製品の開発を推進すべきです。」

「Cradle to Cradle」デザインコンセプトの共同創始者、マイケル ブラウンガート教授。