未来のサステナビリティや将来の環境規制を見据えた建物は、設計段階からあらゆる検討や考慮をする必要があります。Schüco のカーボン コントロールに対応した製品やサービスを利用して建物の形状、外装デザイン、建物に使用される材料、建物に統合されるシステムの機能などを計画することで、建物から排出される二酸化炭素量や将来の建物の価値に対して大きな影響を与えることができます。
建築家や設計者は、建設プロジェクトのすべてのステージにおいて、建物外装の脱炭素化や材料使用の最適化に関する個別のコンサルテーションサービスをご利用いただけます。また、ボタンを1つクリックするだけで、カーボンフットプリントが判定でき、その結果はEPD認証の形式で提示されます。これにより、建設プロジェクトのどのステージであっても、建物を気候中立的にするための修正や最適化ができるようになります。
脱炭素のためのデザイン ― 初期デザインから、完成した脱炭素仕様の建築に至るまで
設計初期の段階でその建物のカーボンフットプリントは決定します。そして、計画や設計作業を進める中で、環境に関する法令を遵守しながら施主の要望を満たすことは、これまで以上に難しくなっています。
低二酸化炭素の製品やサービスのパッケージである当社の Design to Decarb(脱炭素のためのデザイン)では、新築物件でも、リノベーション物件でも、建物の二酸化炭素排出量を計画段階で明確にし、最適化を行うことができます。
FAQ
EPDとは?
EPDとは?
環境製品宣言(Environmental Product Declaration/EPD)は、建設に使用された特定の材料について、その環境に関連する性能をデータ形式でリストにした文書です。この文書を基に使用材料全体のライフサイクルを考慮することを目的としています。この文書は、材料や構造の地球温暖化係数(GWP)に基づき作成されるもので、それを使うことで、建物の環境的査定を実施し認証することができます。
地球温暖化係数(GWP)とは?
地球温暖化係数(GWP)とは?
地球温暖化係数(GWP)の数値は、建物の運営期間全体を通じた「地球温暖化を起こしうる性能」(エンボディド カーボンとオペレーショナル カーボンから生み出される二酸化炭素排出量)を定量化したものです。この数値は、CO₂e や CO₂-equivalent と表記されます。
CO₂をモニタリングすることが大切な理由
CO₂をモニタリングすることが大切な理由
欧州グリーンディールは、2030年までに温室効果ガスの排出を55%削減し、2050年までに気候中立を達成することを目標としています。二酸化炭素排出量削減に対するEUの要件は、2027年からは可用面積が2000平方メートルを超える新築物件に対して、そして、2030年からはすべての新築物件に適用されます。
カーボン コントロールとは?
カーボン コントロールとは?
Schüco のカーボン コントロールは、ジュラー型ビルディングブロックの原則を活用することで、計画、建設、運営、リサイクルまでのすべての段階を通じて、その建物に合った二酸化炭素の削減を実現します。