2010年代:未来のために
革新的製品とデジタルソリューションを継続的に市場投入ことにより、Schücoは建築業界のテクノロジー サービスリーダーとして位置づけられています。
Schücoの活動や取り組みすべてにおいて、サステナビリティが重視されています。なぜなら、我々はサステナビリティとは一過性のトレンドではなく、生き方、そして信念であえると考えているからです。
戦略の転換
2012 年 太陽光発電モジュールの価格下落と規制変更による助成金削減を背景に需要が後退をはじめました。主要事業であるスチール、アルミ、PVC 製 窓、ドア、ファサードシステムの開発および提供に集中するための事業戦略の見直しを図りました。
2013 年 Schüco は、パラメトリック コンセプトおよび新世代のフィッティング SimplySmart を発表しました。
2014年 アンドレアス・エンゲルハートが、CEOに就任しました。
イノベーションの促進
2015年 方立/無目ファサード用「FWS 50.SI+」が発売されました。パッシブハウス認証を受けた初めてのアルミニウム製システムです。その後もシステムのイノベーションはさらに続き、正面の幅を最小限に抑えた、革新的な「Schüco FWS 35」ファサードシステムが市場に投入されました。
新しい「ASS 77 PD」スライディングシステムは、まるでフレームがないような透過性を実現しました。「FWS 60 CV」ファサードシステムは、驚くほどきれいに隠れる開放ユニットが使われています。「Parametric」システムを使うことで、三次元のファサードシステムが初めて発売され、これによってSchücoは、計画から施工まで、完全デジタルのバリュークリエイションプロセスを構築しました。
2016年 PVC 事業は、2016年初頭に子会社の Schüco Polymer Technologies KG にすべて事業移転され、PVC 製品のポートフォリオは新しい「Schüco LivIng」システムとして拡張されました。また、同年、ジーゲン市にある EPS Systems GmbH & Co. KG の株式の過半数を取得することで、Schücoは「FACID」テキスタイルファサードシステムを製品ラインナップに加えました。
隠ぺい仕様の自動開閉システム 「Schüco TipTronic SimplySmart」は、隠ぺい仕様の駆動テクノロジーにおいて新しい基準を設定することになりました。Schücoアルミニウム窓システムを自動化するためのこの機械式建具は、エネルギー管理、建物の自動化、防犯を簡単にできるようにし、その上品なデザインで業界の新しい基準となりました。
将来を見据えた計画
2018年 Schücoは、製品ポートフォリオを拡張しました。マールブルク市にある Sälzer GmbH の株式を取得することで、防犯部門の事業を大きく拡大しました。また、スイスの Soreg AG を取得することで、ハイエンドのスライディングシステムに対する営業およびマーケティングをさらに重点的に強化しました。
2019年 Schücoは、気候保全に対してさらに大きな責任を引き受けることになりました。地球温暖化をプラス1.5℃までに抑えるために、WWF(世界自然保護基金)と共に野心的な炭素削減目標を設定しました。また、2040年までに、バリューチェーン全体をカーボンニュートラルにするためにも、継続的に努力を続けています。
2020年 サービスの再考:Schücoは、デザイン スライディング ユニット用キットのプレファブリケーションのためにキット製造施設を建設し、金属加工者がシンプルかつ素早く製造できるようにするための仕組みを作っています。
2021年 ビーレフェルトにあるSchüco キャンパスやその他の拠点では、現代的な業務環境や革新的なショールームが建てられています。これは、従業員やお客様の利益を重視し、将来の成功のための土台となるものです。